更年期障害はどうやって治療するの?
病院で更年期障害と診断されると改善に向けた治療が行われます。
治療は症状によって薬物治療と心理療法に分けられます。
まず、薬物療法は大きく分けると3種類あります。
ホルモン薬
のぼせやほてり、発汗などの血管運動神経が関係していると思われる場合に用いられます。
減少している女性ホルモンを補充することでホルモンバランスを整えます。
中には頭痛や乳房痛、嘔吐などの副作用がみられることがあります。
漢方薬
比較的症状が軽い場合に用いられることが多く、ホルモン薬治療ができない患者に向いています。
漢方薬は副作用の心配がないので長時間の使用が可能というメリットがあります。
自律神経調整薬
比較的軽いほてりや発汗の症状に用いられ、自律神経のバランスを整えます。
効果は弱めで副作用はあまりありません。
そして、イライラや不安感、うつなどの症状の場合には心理療法を行います。
更年期障害の原因が精神的なものであることがはっきりしている場合に用いられ、
心療内科の医師の元、心の負担を軽くしていくことを目指します。